John Lennon 追悼ライブ

じぞう

2010年12月12日 18:26

12月8日(水)、没後30年というジョンの命日に、追悼ライブが開催されました。
命日とはいえ平日にこの企画をぶつけてくるあたり、ナリハラさんの意気込みを感じましたね・・・。
場所はR41沿いスペースJ。
この企画で今年のPAの予定は終了、約1年間の集大成として臨みました。



会場内はけっこう人が多くて、世代も幅広かったのが印象的でした。


★概要

さて、
スペースということでメインのスピーカーは9月のショルダー同様借り物のJBL SRX725を使用。
いつものヤマハBRはサイドフィル、ピービーのフロアモニターはボーカル用。
ヌーのモニターはサックス用に設置、ドラムとキーボードには借り物のJBLパワードモニターを使いました。
あとキーボードの足下にキーボードだけ返すようにヤマハのパワードスピーカーを置きました。

現場に来たドラムの有馬さん、「モニターの数が多いな!」と。
でもみんなあれを返せこれを返せって言うからそれぞれ置かなきゃいけないんですよー、って話をしたんだけど、ボーカル、ベードラ、ギターと、注文が一番多かったのが有馬さんでした。笑

ショルダーの時はミキサーのチャンネルが足りなくてサブでヤマハの小さいミキサーを使ったんだけど、今回はギリギリチャンネル数が足りたのでいつものサンクラだけでいけました。

基本4バンドでボーカルだけ曲ごとに変わっていくという構成で、こちらとしてはやりやすかったです。


★ボーカル

前に4本、キーボードのポジションでヘッドセットマイクを使う人がいたんで計5本ボーカルで使用。
Beta58Aと58を中央に置いて、残りの2本は借り物の58を使いました。
クラプロでもよかったんだけど、やっぱりハウリングが心配だったし・・・。

モニターの音量は基本的に固定、人によってゲインの上げ下げで音量を調節しました。

マイクの違いで音質にハッキリとした差が出ましたね。
Betaはやっぱりハイがきついというか、よく抜けるというか・・・。
派手な音という感じです。
声量がある人は使わないほうがいいのかなー。

Betaで良かったという人もいれば、Betaじゃないほうが良かったかなという人もいます。
難しいもんですね。


★ギター

エレキは1バンドで最大2本ということで57もどき2本で対応。
ショルダーの時と同様、アンプはステージ横からステージに向かって設置しました。
客がいない状態のリハのときは横に抜けていってしまう印象が強かったけど、これは客が入ったら全然印象が変わるだろうと思ってました。
事実、本番のときのほうがやりやすかったですね。

アコギはパラアコで対応。
3人が弾いたけどあまりセッティングは変えなくてもよかったです。


★ベース

ベーアンはステージの端から中に向かって設置。
今回はわりと出力が大きめのアンプだったからモニターしやすかったんじゃないかと・・・。
ミキサーのチャンネルの都合でファンタム電源が使えなかったので、アンプのバランスアウトをTAPCOの小さいミキサーに受けてメインのミキサーに送りました。
でもこれって意味なかったのかな?
アンプのバランスアウトから直接ミキサーのライン入力(フォーン)に入れると音量的に心配だったんで・・・。
試してみてからTAPCOをかませばよかったんだけど。

ステージ上では場所によってベースが聴きやすかったり聴きにくかったりしたそうです。
どうもすみません。


★ドラム

今回ドラムはチャーさんのスリンガーランドを使用。
全体的にジャズ的な感じだったんで、難しかったですねー。
特にベードラ。

トップにクラプロを1本、スネアに57、ベードラはオーディオテクニカを使用。

ベードラの音がねー、作れなかったんですよー。
難しかった・・・・。

途中でサーーーーーッていう音が鳴って、何だ何だ!?何のノイズ!?
と思ったらシンバルのシズルでした。笑
焦ったなぁ。


★キーボード

キーボードは3台設置。
ヤマハの小さいミキサーを使用して1本にまとめました。
2台同時に鳴らす曲ではバランスを取るために松井さんに走ってもらいました。笑

ピアノの音のときローがきついかなぁと思ったんですけどね。
でも他の音だとそういう感じはしないし。
キーボードってバランスを取るのが難しいですね。


★サックス、フルート

派手なホーンセクションはなく、サックス1本、フルート1本ということで57を使いました。
外音はそんなに問題なかったんじゃないかと思うんですけど、中の音が難しかった・・・。
ドラムのモニターと同じ音を返してたんですがね、こっちが大きすぎるとドラムのポジションでは変な風に聴こえてやりにくいんですよね。
中途半端な対応しか出来なくて申し訳なかったです。
あーやっぱりモニター用のAUXは3系統くらい欲しい・・・。



というような内容で、全20曲+アンコール1曲を乗り切りました。
終わったら泣いてもいいですか、なんてナリハラさんと話してたけど、終わっても涙は流れませんでした。笑
安堵感はあったけど、ショルダーのときみたいな疲労感というか、疲弊しきった感じはなかったですねー。
慣れてきたのかな。

まぁ、会場の盛り上がりや出演者の雰囲気、何よりナリハラさんの嬉しそうな様子を見ていると、PAとしての仕事はしっかり出来たのかなと思いました。
ベードラの音は不本意だったけど(しつこい)、ボーカルがしっかり聴こえたし、ハウリングもそんなには・・・・。



ジョンへの愛が感じられた、素晴らしい夜だったと思います。

お客さんありがとう。
出演者の皆さんお疲れさま。
そしてナリハラさん、松井さん、お疲れさまでした。

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