2011年04月25日

Unplugged ~ やさしいのが、好き

はい、先日はパスポートでライブでした。
去年の夏以来のアンプラグド企画。
この日は市内某所でフミさんご一行のライブがあったんだけど・・・。
仕方ないよねー


約1ヶ月ぶり?久々のライブだったんですがね。
実は、新しいミキサーを導入しました。
Mackieの、ONYX24-4です。

Unplugged ~ やさしいのが、好き

これまではSoundcraftのSpirit M12だったんですけどね。
1年間使ってきたんだけど、やっぱり使ってるうちにいろいろと気になるところが出てくるものでして。
ちょっと規模が大きめのライブや複雑な編成のバンドをやったときに、チャンネル数がちょっと足りないとか、AUX(モニター用のプリフェーダー)が2系統では難しいとか、そういう点が不満と言えば不満で、ちょっと大きめの良いミキサーは無いものかとチェックしてたんですよね。
そこで最有力候補に上がっていたのがこのONYX24-4、しかしやっぱり高い。
まともに買おうと思うとかなりのお値段です。当然ですが。
でもねー、ヤフオクに出ちゃったんですよ。
ちょっと凹み傷があったんだけど、その他はまったく問題なさそうだったんで、いっちゃいました・・・。
でも傷があるとは言えかなり安い、良い買い物だったと思います。
大満足です。

では、一体このミキサーの何が良いのか。
それを上げてみますと・・・。

1、チャンネル数が多い。
多いけど、多すぎない。
これはXLR20+ステレオ2系統の24チャンネル仕様、かなり絶妙な設定です。俺にとっては。
これまでのM12はXLR12+ステレオ4系統だったから、かなり余裕があります。

2、AUXが6系統。
これもねー。いいんですよ。
24chくらいの卓だとAUXは4か6が多くて、6だとプリフェーダー2系統、ポストフェーダー2系統、切り替え2系統、ってパターンが多いんですよね。
しかし!
これは!
なんと6系統すべてが切り替え可能!
そんなに使うのかと言われるとたぶん使わないんだけど、笑
でもやっぱりこれはいいなと思います。

3、ファンタム電源がチャンネル毎にオンオフ可能。
これもねー、いいですね。
M12は一括でオンオフでした。

4、100mmフェーダー。
最初に使ったヤマハMG12は60mmフェーダー、しかも重くて、こんなものなのかと思ってたんだけど、M12は100mmフェーダーで操作しやすくて最高でした。
これを一度体験してしまうと・・・もう60mmには戻れないよなぁ。

5、コントロールの配置が。
たとえばマッキーのVLZシリーズも考えてたんですけどね。
VLZは上がAUX、下がEQなんですよね。
M12は上がEQ、下がAUXで、この操作に慣れてるから、ちょっと嫌だなと思ってたのです。
それがONYX24-4はM12と同じ配置。
地味なことだけど、これだけで移行がスムーズに出来ます。

他にもEQが4バンドだとかコンプが入ってるとかミュートのLEDが付いてるとか4サブグループとかトークバック専用のインプットがあるとか照明のコネクタがあるとか、細かいところはいろいろあるんですけど。
現行品だし、設計が新しいということはやっぱり良いと思います。

こんな上等な機材が果たして必要なのか、ちゃんと使えるのか、ということで迷ったりもしたけど、これは手に入れて良かったと思います。
アナログだから難しくないし、余裕があるので気分的に楽です。

今回のアンプラグドでは規模的にM12でもよかったんだけど、動作の確認もしたかったし、何よりとにかく使ってみたかったので、このミキサーを使ってみました。
左に写ってるラックは以前のままです。
グライコ2台、リバーブ、コンプ、そしてCDプレーヤー。

余談だけど、このミキサーが届いたとき、フェーダーは全開、ツマミも全部全開、PANは左右どちらかに振り切れている、LEDの付いてるスイッチは全部押してある、という状態でした。
ツマミをゼロにしたりセンターに戻すのがけっこう大変でした。笑


というわけで、前置きが長くなりましたが、アンプラグドです。


★サボテンサンドウィッチ
俺がやらせてもらうのは2回目です。
今回はグレッチのアコギでしたね。
珍しいもの見た。

ボーカルの彼女、裏声が印象的な気がします。
でもなんか、わりと低域があるんですよね。
ちょっとローを切りました。

新婚さんですか。
そうですか。


★ツバメ
いつもお世話になってまーす。
2人ともマイクは持ち込み、ShureのBeta58Aです。
このマイク、いいですよねー。

しーさんのアコギからブーンという低いノイズ、ミキサーのチャンネルを替え、DIを替え、ケーブルを替えたけど収まらない。
結局アコギのジャックが怪しい、ということになったけど・・・。
演奏中はあまり気にならない感じでしたが。
うーん。

ゲストに女性ボーカルを迎えて1曲。
3人のハーモニーをいかに美しく出すか。
うまくバランス取ったつもりですけど・・・・。
どうでしたかね。


★開店休業
ボーカル1本とアコギ1本。
さちこにはいつもBeta58Aを使ってたんだけど今回は準備しませんでした。
バンドじゃないから大丈夫だろうと。笑
手抜きしてすみません。

回転ダンサーズ良かったですね。


★kamloops
ほほう、あのバンドの・・・・。

アンプラグドだけどバンド形式だったので、ちゃんとセッティングしましたよ。
ドラムはいつものようにトップ、スネア、キックの3点、ベースはアンプのアウトプットから拾いました。
アコギはパラアコ、キーボードはTapcoの小ミキサーをかましました。
そしてボーカル1本、コーラス1本。

うーん、なんというか、さすがですね。
説得力があるというか。


ちょっとハウリ気味だったような気がします。
原因は・・・だいたい分かります。
次は、ちゃんとします。
すみません。

なんか最近、ドラムが大きいのかなと思いますが。
それはなぜかといいますと、コーラスマイクがかなり拾ってるんですよね。
パワーアンプを大きいものにしたことでボーカルとコーラスが楽に出るようになったのはいいんだけど、その分他の音もかなり拾って増幅してるような気がします。
まぁこれは・・・仕方ないことなのかな。


今回、アンプラグドとしてはかなり大きい音を出したような気がします。
そのせいなのか、お客が多かったせいなのか、それは分かりませんが、お客のざわめきもそこそこあったような気がします。
今までのアンプラグドのライブと比べると、格段に「ライブ」っぽかったと思うのです。

今まではわりと静かな雰囲気で、中に入ったら静かに聴いてないといけないという感じがあったような気もします。
今回みたいなPAで、楽に聴ける環境になったかもしれない。
でももっと静かに、生の音を聴きたい、という人もいたかもしれない。
「アンプラグド」としては、どっちが良かったんだろうね。
これは難しいな。
今度は出る人と相談してみたいと思います。


Mackieは音が太い、というのはよく言われていることですが、今回使ってみてやっぱりそうなのかなと思いました。
イコライジングには慣れが必要かな。
あと、フェーダーの操作がけっこうシビアだった!
アンプのボリューム、マスターフェーダー、ゲインのバランスをうまく取らなくては・・・。


というわけでアンプラグドでした。
今回はいろいろ勉強になったなぁ。

お疲れさまでしたー。


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Posted by じぞう at 23:28│Comments(4)
この記事へのコメント
ありがとうね!

来月もよろしくお願いします。。
Posted by mukutti at 2011年04月26日 17:56
お疲れさまでした!
ちょっとハウり気味で申し訳なかったです。
Posted by 笠地蔵笠地蔵 at 2011年04月26日 23:41
お疲れ様です。
アドバイスがいっぱいあるけど長くなるからやめますが大まかなポイントだけ。

オニキスは良い音なのはミッドローとハイのバランスが良いので普通にEQを
いじると各チャンネルの音が太くなりすぎ団子状態になります。んでマイナス
EQで1k~1.5Kをスッキリさせるとバランスがよくなるはず(経験談)。
音源を上下左右センター遠近のイメージでまとめましょう。
もしくはモノラルに考えて聞かせたい優先順位をイメージしましょう。

良いマイクは感度が良いので結構遠くの音源を拾います。使ってないときは
なるだけフェーダーを下げるようにしましょう。そのかわり確実に疲れます。
状況としては音が回ってるので数カ所の周波数でハウリングのリスクが増え
ます。

長いな、でも一部なんで許してください。
Posted by nojinoji at 2011年04月27日 21:07
お久しぶりでーす

アドバイスありがとうございます。
Soundcraftは最近ようやくEQをあまりいじらなくてもいいようになってきたような気がするんですが、マッキーはまた違いますね。
やっぱり太いです。

使わないマイクは切ってるんですけどね、ギターやベースに立ててるコーラスマイクはいつどんな風に使われるか分からないので・・・。
難しいものですね・・・。

また機会があればアドバイスお願いします。
Posted by 笠地蔵笠地蔵 at 2011年04月27日 23:23
 
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