2013年04月29日

Tug Of Street

dbxのDriveRackという機材がありましてね。
俺はこれの一番下のモデルを使ってるんだけど、これがね、便利なんですよ。
オモテの音に限るけど、変なピークを抑えてフラットにしたり、ハウリングが起きたときその周波数をカットしたり。
耳で聴いて手動で操作しなきゃいけないことを簡単にやってくれるのです。
「大きいけどうるさくない音」を目指していて、理想にはほど遠いにしろそこそこ良さげな音が作れるのも、コイツのおかげなのです。

でもそんな良い機材を使ってて、なぜ今でもハウるのか。
それはやっぱり俺の操作が下手なのと、音が大きいから、ということになります。
上手いとか下手とかってのは、まだまだ勉強中だし努力はしてますけど、音量に関してはね、ちょっとフェーダーを下げればそんなにハウらずに出来る状況ではあるのです。
じゃなんで下げないで大きな音を出しているのか。
それは、「ライブだから」です。

全然ハウらないけど小さい音でやるのと、ちょっとハウってもデカい音でやるのと、どっちが良いのか。
ハウらないでデカい音を出せれば一番いいんだけど、技術的に未熟な俺は多少ハウるリスクがあってもデカい音を出したい。ということになるわけです。

ナリハラさんが「音に打たれる」って言い方をしてて、あー良い表現だなと思ったんだけど、まさにそういう感じ。
ショボい音でやってもつまらんのですよ。
ボーカルの声であったり、生々しいギターの音であったり、ドスッというキックの低音であったり、迫力のある音で「ライブ」という非日常の空間をつくりたいな、と。

そんなことを考えて、いつもやってます。
出来るだけハウらないようにはしますけど、ちょっとハウってもあまり嫌な顔をしないよう、お願いします。笑


えー。
さてさて。
実は今回のライブから、新しいスピーカーとパワーアンプを導入しました。
じゃーん!
Tug Of Street
光り輝くEVのロゴ!
エレボイのZX-3です。
ZX-5の方向で検討してたんだけど、3のお手頃なのがちょうど出てきて、いってしまいました。
いずれは5も入れて、ガンガンのロックのときは5をメインで3をサイド、アコースティック系のときは3をメインにするといいかな、と思ってます。

鳴らしてみた第一印象は、「音に奥行きがある」って感じです。
今までのヤマハも安いなりによく鳴ってくれてたけど、なんだろう、音に深みがあるというか。
そういう感じがしました。
スピコンなのもありがたい。

パワーアンプもエレボイです。
これもいいのが出てきちゃったので・・・。

そんなグレードアップした機材で、ライブに臨みました。
ドラムは今回もハイハットにマイクを立てました。


★CLOWN

久しぶりですね。
ドラム、ベース、ギター、ボーカルと各パートコーラス。
ボーカルマイクは58スイッチ付きの持ち込みでした。
マイマイクを持ち込むのはすごく良いことだと思うけど、かなりの確率で58のスイッチ付きです。なぜだろう・・・。
マイクスタンドもストレートでベースが丸いやつの持ち込みでした。これは使いやすそう。
バンドの音(特にドラム)が大きい中でボーカルの強弱というか大きかったり小さかったりしたんで、ちょっと難しかったかな・・・。
全体的に上げ気味だったのか、「ちょっと下げた方がいいかも」との指摘を受けて少し下げました。
この辺の加減が難しいなー。


★MACK TWIST

ここも久しぶりです。いつ以来だろう。
ドラム、ギターボーカル、ベースボーカルの3人組です。
リハをやってまず言われたのが、「ボーカルの返しが大き過ぎる。」ということ。
もっと上げて、って言われたことは何回もあるけど、大きいから下げてくれって言われたのは初めてです。笑
いや、何事も適切な範囲というものがありますよね、すみません。
このバンドも全体的に音が大きかったんですけど、うるさいって感じではなかったと思うんですけどね。
もうちょっとギターアンプの音を小さく、ベースアンプの音を大きくした方がバランス良かったかな・・・。
ちょっと反省ですが、お客さんがものすごく盛り上がってたんで良かったです。
(ここのお客さんはいつも激しい!)


★LOST CHILD CLUB

さて、トリです。
この日だけの企画バンドだったようですが。
えーと、ドラム、ベース、キーボード、普通のギターが1本、エレアコが1本。
そしてボーカルと各パートコーラス。
エレアコは、最初はセミアコって聞いてたんだけど、P-Projectのテレキャスシェイプでピエゾが付いてるギターでした。
実物は初めて見た。
マニアックなギター持ってますね・・・。
このギターはBOSSのDIを使ってラインで出したんだけど、こういうのはやっぱりバランスが難しい。
キーボードも難しかったけど、後半はちょっと小さかったかな・・・。

このバンドは、とおるさんがやる曲を事前にCDに焼いて渡してくれました。
予習できると気分的にすごく安心感があります。
なんとなくどんな曲か分かるので。
助かりました。
それから当日の弁当も!
とおるさん、ホントにありがとうございました。


いやー、それにしてもまだまだ課題はたくさんありますな!
ハウリング対策はもちろん、エレアコやキーボードみたいにアンプとか使わない楽器のバランスも難しいし、サブローもやっぱり左右あった方がいいなとか、アコギの音ももうちょっとなんとかしたいなとか・・・。
まぁ、地道にがんばります。

お疲れさまでしたー。


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このブログをアップするといつも必ず足跡を残して読んでくださっていた方がいらっしゃったんですが、病気のため先日お亡くなりになりました。
本当に残念でなりません。
心よりお悔やみ申し上げます。



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Posted by じぞう at 20:57│Comments(0)
 
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